UA（Vo）、ベンジーこと浅井健一（G, Vo)を中心に、TOKIE（Ba）、椎野恭一（Dr）で構成された4人組ロックバンドAJICOが再始動した。
今回、独占放送する、中野サンプラザでのAJICOの最新ツアー「Tour 接続」では、AJICOが20年前にリリースした曲「深緑」からスタート。「美しいこと」「すてきなあたしの夢」「フリーダム」まで、退廃的で美しく伸びるUAの歌声と、鋭利で鮮烈ながらも時折胸を締め付けるような浅井のギターによって、観客は息つく間もなく20年前に引き戻された。インタビュー番組内で浅井が「こんな時代でみんな大変だと思うけど、昔の曲を演るとその頃の楽しかった自分を思い出せたり、音楽はタイムマシーン的な力がある」と語った通りの一体感を、肌で感じることができた。
中盤では、浅井が作詞作曲ともに手がけたアップテンポな「L.L.M.S.D.」や、タイトルチューンにもなっている「接続」、美しいギターフレーズがエモーショナルな「惑星のベンチ」、ミュージックビデオの公開とともに注目を集めた「地平線 Ma」と、5/26にリリースされた新曲も披露。UAが「どの曲をシングルカットにしてもいいと思っている」と語ったように、リズムやサウンドなど多彩なアプローチで生まれた4曲は、AJICOの新たな世界観に心酔するものだった。
さらに今回のツアーでは、UAのヒット曲や、浅井のバンドSHERBETSやBLANKEY JET CITYの名曲をUAが歌う場面も。UA曰く「20年前だったら選んでいなかった曲」だそうだが、インタビュー番組では、そんなツアーの選曲秘話も語られる。

AJICOの最新ツアー「Tour 接続」の独占放送を始め、20年前のAJICOのライブツアー「AJICO SHOW」と、UA×浅井健一のインタビュー番組「AJICO SHOW」を加えた特集「再始動記念！AJICO スペシャル」は、WOWOWプラスで8/22(日) 19:00～。20年ぶりの再始動にまつわるエピソードから、新曲制作へかけた想い、ツアー直前の緊張感あるコメントまで、ツアー映像を観るにあたってさらに期待が高まる内容をぎっしり収録されているので、一分たりとも見逃せない。