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2022.12.09

『幾多の北』と三つの短編

アニメ

映画

『幾多の北』と三つの短編

『幾多の北』第61回アヌシー国際アニメーション映画祭&第46回オタワ国際アニメーション映画祭受賞記念

 

アヌシーもオタワも絶賛! 山村浩二の野心的初長編『幾多の北』、ついに凱旋公開!

 

さらに世界で28の賞に輝く矢野ほなみ監督の話題作『骨嚙み』を含む三つの新作短編も同時公開!

これまで日本国内では限られた映画祭などでしか上映されていなかったこの新作長編が、2023年1月、ついに一般劇場で公開。

そして『幾多の北』に加え、墨絵のかわいい動物たちが歌に合わせてコミカルに動く山村の監督作『ホッキョクグマすっごくひま』(2021/7分)、山村が若い作家たちをプロデュースした『骨嚙み』(矢野ほなみ監督/2021/10分)、『ミニミニポッケの大きな庭で』(幸 洋子監督/2022/7分)と、三つの新作短編も同時上映します。

 

 

 「『幾多の北』と三つの短編」(総上映時間:約90分)
上映作品(上映順)

 

ミニミニポッケの大きな庭で ©2022 YUKI Yoko / Au Praxinoscopeミニミニポッケの大きな庭で ©2022 YUKI Yoko / Au Praxinoscope

 

一 ミニミニポッケの大きな庭で(幸 洋子監督・山村浩二プロデュース/2022//7分)
観察、記録、実験しながら日々を紡いだ、いとをかしアニメーション詩。NHK Eテレの番組「シャキーン!」の番組内アニメーションも手掛ける幸 洋子(ゆき・ようこ)が、自身の日記を落書きのように大胆にアニメート。自由律俳句のようなテキストとhonninmanによる過激な音楽、サラウンドの混淆。「アニメーションってこんなに自由なんだ!」と開いた口が塞がらない衝撃作。

 

ホッキョクグマすっごくひま 2021©Yamamura Animationホッキョクグマすっごくひま 2021©Yamamura Animation

 

二 ホッキョクグマすっごくひま(山村浩二監督/2021/7分)
すごく暇なホッキョクグマは、広い海で様々な海獣たちと出会う。日本語と英語の言葉遊びで、絵巻物風に描く「海獣人物戯画」。楽しい音楽と歌に合わせて、かわいい墨絵の動物たちがまったりと遊ぶ。
 

骨嚙み ©2021 YANO Honami, Au Praxinoscope骨嚙み ©2021 YANO Honami, Au Praxinoscope

 

三 骨嚙み(矢野ほなみ監督・山村浩二プロデュース/2021/10分)
父親のお葬式で、少女は父と過ごした最後の夏を思い出す。 光の粒子のようにまたたく点描のレイヤーが映し出す、日本のとある小さな島でのいとなみ。有頂天のPVやアニメ『TRIGUN STAMPEDE』のエンディングアニメーションも手掛ける矢野ほなみが、2年の歳月を費やして紙の表にも裏にも色彩を打ち続け、自身の過去と向き合った一作。その余韻は今も世界中を震わせている。
 

幾多の北 2021©Yamamura Animation/Miyu Productions幾多の北 2021©Yamamura Animation/Miyu Productions

 

四 幾多の北(山村浩二監督/2021/64分)
ナレーションやセリフもなく、画面に現れるテキストと繊細に動く絵、そして音楽や効果音が巧みにミックスされたサウンドに包まれながら「体感」するアニメーション。音楽を聴くように、展覧会の絵を眺めるように、旅は続く。旧ソ連のタルコフスキーや、ハンガリーのタル・ベーラなどヨーロッパの実写映画作家の時間の流れをも思わせる、堂々たる大作。ポスト3.11、コロナ禍とも共振し、作品に身をゆだねるうちに、観る者それぞれの「北」が立ち上がる。

 

■初公開は1/27〜29、新文芸坐にて4K & 5.1chで3日間超限定(1日1回上映)! 監督たちのトークショーも予定。

「『幾多の北』と三つの短編」の四作品は、すべて4K解像度で制作され、音響も5.1ch。高品質なクオリティをそのまま味わっていただくために、初公開の劇場として名画座の老舗、池袋の新文芸坐を選定しました。今年4月から4Kプロジェクターや新たなスピーカーを導入し、従来の「名画座」のイメージを払拭するどころか、都内の全映画館の中でもトップクラスの上映環境を備えた劇場に進化。横幅10mのスクリーン、席数約260席という大きめのサイズの中、最高の画質と音響で、作品のインパクトを体感していただきます。

また上映期間中、監督たちのトークショーの開催も予定しています。会期は2023年1月27日(金)〜29日(日)、1日1回上映。3日間の総席数にして800に満たない、このレアな機会をお見逃しなく!

 

 

■amazon prime video内の「シネフィルWOWOWプラス」にて、一足お先に「山村浩二作品集」を一挙配信!

新作の劇場公開に先立ち、2022年12月24日より、山村監督の学生時代の1985年から2019年までの28作品を、「I」「II」「III」三つの作品集に分け(株)WOWOWプラスの運営する、amazon prime video内のチャンネル<シネフィルWOWOWプラス>で配信開始。

『ひゃっかずかん』『カヨとピヨブプト』『頭山』『年をとった鰐』『ゆめみのえ』など山村浩二の豊富な作品群が加わります。

 

▼「シネフィルWOWOWプラス」は初回登録で14日間無料体験!
https://www.amazon.co.jp/channels/cinefilwowowjp

 

 

■上映を記念して原画展も開催!

「『幾多の北』と三つの短編」 原画・版画展
ミニミニポッケの大きな庭で・ホッキョクグマすっごくひま・骨嚙み・幾多の北
四つのアニメーション作品の原画と版画を展示、販売。

会期:2023年1月20日(金)〜3月25日(土)
1月20日、21日、
2月3日、4日、10日、11日、24日、25日、
3月3日、4日、10日、11日、17日、18日、24日、25日
会場:オープラクシノスコープ(世田谷区奥沢7-13-11 金曜、土曜のみ 12:00-18:00)

 

Instagram
https://www.instagram.com/au_praxinoscope/

 

【上映概要】
■作品タイトル:『幾多の北』と三つの短編
■上映劇場:新文芸坐(豊島区東池袋)
■劇場上映日程:2023年1月27日(金)~1月29日(日)
※指定席券は上映1週間前9:00よりオンライン・劇場窓口で販売
■公式HPhttps://www.wowowplus.jp/cinefil/ikutanokita.html
■配給:株式会社WOWOWプラス/Au Praxinoscope(オープラクシノスコープ)
  配給協力:株式会社チャイルド・フィルム