江口洋介主演で贈る、山一證券の自主廃業を描いた、サラリーマンの心を射抜く本格社会派ドラマ！最後まで闘い抜いたのは、出世街道を外れた“場末”の社員たちだった。
第一話：1997年4月。山一證券の常務・梶井は、業務監理本部（ギョウカン）本部長に就任する。ギョウカンは、社内監査を行なう部署だが、左遷社員が追いやられる“場末”と呼ばれていた。そんな中、大蔵省SESCの調査が入る。当時金融業界は、総会屋への利益供与問題で大きく揺れていた。
第二話：大蔵省SESCに続き、地検特捜部の捜査が入り、山一證券には益々不穏な空気が流れ始めていた。梶井は聴取を受けた幹部の精神的ケアをしようという前代未聞の提案を瀧本らギョウカンメンバーにし、社員の声に耳を傾ける場として“アジト”を設立した。そんな中、更なる事件が起きる。顧客相談室長が何者かに殺され、次々と巻き起こる異常事態にギョウカンの面々は不安を募らせる。