ベストセラー作家、東野圭吾の初期の傑作を、永作博美主演で映像化。恋人を殺された推理作家は、その死の謎を解いていくうちに、次々と事件に巻き込まれる。
推理作家の結城梨花子は、『廻りの森』という小説がヒットして以来、3年間まったく書けずにいた。そんな梨花子に付き添い、支えているのが編集者の萩尾冬子。梨花子に恋人の川津雅之を紹介したのも冬子だった。ある日、「誰かに狙われている」と言っていた川津が遺体で見つかる。遺体が発見された萬年橋の上に立ちつくす梨花子は、自分が真相を突き止める、と決意する。川津が亡くなる前日の手帳には、「山森スポーツプラザ」と記されていた。梨花子は、川津が足を痛めていたのにジムに行ったことを不審に思い、冬子と一緒に山森社長を訪ねる。

原作：「11文字の殺人」東野圭吾（光文社刊）
演出：林徹　脚本：黒岩勉
出演：永作博美、星野真里、原田龍二、長谷川朝晴、安達祐実、石黒賢 ほか