イントロダクション

15世紀末イタリアに君臨した血塗られた一族の物語

1490年代。それはダ・ヴィンチとミケランジェロの時代。華やかな芸術に満ちあふれ、商業はヨーロッパの各都市で繁栄し、人類の文化は頂点を極めていた。一方で貴族・下層階級の対立、一族同士の争いが絶えず、犯罪、レイプ、殺人がはびこる堕落・腐敗の時代でもあった。その世界の秩序の中心にいたのは王国や帝国間の争いを調停するバチカン。そのバチカンの権力と名誉の象徴、教皇の座を狙い、勝ち取った男、ロドリーゴ・ボルジア。冷酷な彼の統治は、カトリック教会史上最悪の時代と言われている。本作「ボルジア 欲望の系譜」は、ロドリーゴ・ボルジアと、息子のホアン、チェーザレ、美しき娘ルクレツィアなど一族の権力闘争を描いた本格歴史劇である。

ルネサンス期を忠実に再現した美術、衣装、そして配役

ルネサンス期のヨーロッパにおいて、華やかな貴族文化や芸術が光だとすれば、影となるのは残酷な犯罪と禁じられた性愛。ヨーロッパで制作された「ボルジア 欲望の系譜」では美術、衣装、そして実在の肖像画に似た配役まで、徹底的に史実にこだわり、背徳にまみれたボルジア家の光と影を完璧に再現している。教皇選(コンクラーベ)や罪人への処刑、スキャンダラスな私生活まで、実際に15世紀イタリアを目の当たりにしているような、怖いほどの臨場感が味わえるのだ。また、作品を満たす退廃的な空気感は、ヨーロッパで撮影されたからこそのリアリティだ。

ヨーロッパが熱狂した知的好奇心を刺激する本場の歴史劇

製作総指揮を務めたのは「OZ /オズ」「ホミサイド/殺人課」などヒットシリーズを手がけ3度エミー賞を受賞している名プロデューサーのトム・フォンタナ。監督は「es [エス]」「ヒトラー 〜最期の12日間〜」などの映画作品で知られるオリヴァー・ヒルシュビーゲル。ハリウッドのヒットメーカーと本場ヨーロッパの名監督がタッグを組んで、映画のようなクオリティの本格的歴史劇が誕生した。
2011年秋にイタリアSKY、フランスCANAL+、ドイツZDFなどヨーロッパ各地で放映され、記録的な視聴者数を獲得。特にドイツでは620万人が視聴し、サッカーのチャンピオンズリーグの視聴者数(530万人)を超える異例の数字を叩き出した。

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